豊かな胸とメリハリのあるボディーを手に入れる為の、ボディ
ビルダー
育成講座です。第九回の今回は、大会のゲストについて、講義をします。
フレックスせずにお読み下さい。
ボディビルの大会は、開催においてボランティアを募って行われています。
例えば愛知県ボディビル連盟ならば、理事会自体がボランティ
アであり、
何人もの理事が指揮をとり、ボランティアの人々を動かします。
ボランティアの人員は、主に大会出場者と同じジムの人間であ
り、大会と
言っても優勝者などが上のランクの大会に出場したりという『競技』である事
以外は、 実はかなりアットホームな環境で行われています。
出場者も運営者も、まして観戦者もジムの関係者や、選手の家族です
から、「若者やおじさん達の筋肉運動会」とでも言えば、適切でしょうか。
しかし大会会場では実は、基本的にビデオ撮影は禁止されています。
どうしてもという人に限り、有料(5000円位だと思います)で撮影の許可が
降ります。
俺の通っていたジムは、大会運営の理事側の所だった為、毎回ビデオを
撮影し、そのビデオはジムの練習中などに、自由に見る事が出来るように
なっていました。
大会出場者の鍛え上げられた筋肉を観て、やる気を奮い立たせるのが
目的です。
大会初観戦前にビデオを観ると、一般には知られていないイベントも出て
きます。 予選や選手宣誓、ポーズダウン、『ゲストポーザー』制度です。
ゲストポーザーというのは、文字通りゲストでポージングをする選手の事。
全国大会などではアメリカの有名ビルダーが呼ばれる事もあるようです
が、地方の大会では、前回大会の優勝者などがゲストポーザーとして、
主に筋肉とポージングを見せに来ます。
大会では基本的にワセリンなどの体をテカらせるオイルの使用は禁止
されているのですが、ゲストは例外で、体中が光っている場合があります。
主にレベルの高い選手が呼ばれるゲストポーザー制ですが、伝説となった
一本のビデオがあります。 その名も『必殺』。
名前を呼ばれ、壇上に上がるゲスト。
お辞儀をし、音楽が流れる。
『必殺仕事人』のテーマ。
ズシュ!ボシュ!ピーン!という音に合わせてポージング。
会場は
笑いの渦に。
大会で使用する曲目は、ゲストポーザーも一般選手も自由であり、
毎回出場する度に同じ曲を使う選手も多いようです。
最近の流行は、
どうも『白鳥の湖』のようです。
ゲストポーザーは大会の顔であり、大会前に作られる大会用のポスター
には必ず名前が載ります。 一昨年はカウボーイハットをかぶったビルパン
一枚の男性でした。
さあ、あなたも大会に優勝して、ポスターになりましょう。
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