さて、第七回になりましたビルダー育成講座ですが、今回は
絵を見て頂けば分かるように、女性向けのお話です。
男女問わず、履歴書を書く場合「賞罰」という欄があります。
これは今までの受けた賞や、逮捕歴を書く部分なのですが、
普通に生活している分にはそうそう書く事などありません。しかし
今回は女性に限り、かなり楽にこの欄を埋める方法を書きます。
簡単に書けばビルダーデビューしろやって事なんですけどね。
近年また少し上向きになってきたとは言え、十五年前と比べると
ボディビル人口は下降していると、言わざるを得ません。しかしこの
状態を好意的に受けようとすれば、先ほど挙げた賞罰欄が浮かび
上がってきます。
どういう事かというと、大会の参加人数が悲しい程に少ないという
事です。二年前の愛知県のボディビル新人戦において、男性選手の
参加者は十五人。対する女性の新人はたった二人。勝てば優勝負け
ても準優勝です。
ジムの館長などは女性の新人に対して「これはボディビルダーじゃ
ない」という感想を漏らしており、女性の部のレベルというものが自
然と分かるものでした。
事実その大会で優勝した女性選手は、その辺りを歩いている
女性をちょっとダイエットさせて出場させたというような、普通の
方でした。
人数の絶対的少なさによる、ボディビルという競技自体のレベル
の低下。男性選手においてもそれは指摘される部分ではありますが、
女性選手においてはそれが顕著に表れています。
というわけで、この憂うべき状況を救いたい、またはビルパン一丁の
半裸の男性にハイレグ姿で囲まれたい方は、大会用紙にサイン
して下さい。男性陣が喜びます。
今なら履歴書に「ボディビル新人戦入賞」のおまけ付きです。
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