最近の事、とある大手個人サイトさんの掲示板で、色々な濃い
話題をしています。
その中でボディビルダーについての話題があがり、少しだけ
盛り上がりました。丁度良い機会なので、俺の知る限りのボディ
ビルに関してを書いてみたいと思います。
第一回はボディービルをよく知らない人に対して、主にポージン
グについてです。
ボディビルというとテカテカ光るゴツイ肉体、不自然な笑顔を
思い浮かべる人が多いかと思います。
しかし、テカテカと体を光らせるワセリン。あれは団体によって
違いますが、現在使用が禁止されています。
理由は大会会場で
ワセリンが壁につき、会場の使用が断られたという前例によって
です。
なのでテカる体は近年あまり見る事が出来なくなっており、
現在は体を黒く塗るプロタンの使用のみが規制解除されました。
不自然な笑顔。あれは実は笑顔ではない場合がほとんどです。
実はポージングをする際に力み、自然とああいった顔になるの
です。
本当に笑顔になる人もいますが、そういう人はアレです。
ポージングについて。ポージングというのは自分の体をいかに
デカく見せるかという事に焦点をあてて開発された技術です。
これにはいくつも種類があり、種類によってどこを観客に見せ
ようとするかが違います。
例えば、かの有名な「マスキュラーポーズ」は、胸と足を重点的
に見せる、ボディビルにおいて最もメジャー、且つ見応えのある
ポーズです。
「アブ&サイ」は胸と足を重点的に見せるポーズで、これを知っ
ている人はかなりアレな人でしょう。
大会時にはこれらを含めたいくつかのポーズが規定ポーズと
して採点されます。あと規定ポーズ以外にもフリーポーズという
ものがあり、選手ごとに自分の体で最も自信のある部分を見せ
られるポーズを
選びます。
このポーズの選択は文字通り自由で、背中の広さに自信の
ある人は、背中を強調するポーズをとります。
自分だけのポー
ズを作る事も認められ、自由度は高いです。
ポージングばかりを説明していると、普段からボディビルダーは
ポージングばかりしているのかと思われそうですが、大会前以外
は基本的に練習しません。しかし普段からやりたがる人が多いの
は事実ですが。
では、普段は何をしているのか?
トレーニングしてます。 週に三回から四回程度が丁度良いとは
思いますが、人によってトレーニング理論が別れる為一概には言
えません。
ただ、曜日毎に背中なら背中、胸なら胸、足なら足といった部位
別に鍛えます。
大会前、出場選手は半年近く前から減量し、人によっては30kg
ほどの減量をします。一応俺も指導は出来ます。
TVに出てくるボディビルダーは胸を動かせたり出来ますが、
実はあれはそれほど凄い事ではありません。
俺に指導を任せてくれれば半年で動くようにしてみせます。
ただし、急激に筋肉が発達する為に皮膚の発達が追いつかず、
張り詰めた皮膚が裂けます。
女性で言うと妊娠線と同じようなものがあちこちに走り、寝て
いる時に激痛で起きる事もあります。 これがあちこちに出来る
ようなトレーニングですが。
トレーニング中に毛細血管が破裂する事もあり、慢性的な
頭痛に悩まされたり、腕に謎の内出血が出来たりしますが、
健康上それ程問題はありませんので気にしないようにしましょう。
ちなみにプロテイン(たんぱく質の意)等のサプリメントを摂る
事により、円滑な筋肉の発達が行われるので、出来るだけ飲み
ましょう。
ただ、飲み過ぎると俺のように肝臓に障害が出たりします。
しかしボディビルダーに栄養摂取は必要不可欠です。
さて、一番のボディビル大会での見せ場といえば、大会結果
発表直前のポーズダウンです。決勝に残った選手全員が、
ステージに並び、音楽に合わせて一斉にポージング。
隣に並んだ選手を押しのけ観客にアピール。自らの肉体の
デカさを見せ付けます。この際同じジムの人間は一生懸命声援
を送ります。
「キレてるキレてる!(筋肉の溝が深い)」「デカイぞ!」「お前の
腕を見せてくれ!」「ナイスポ〜ズッ!」等です。
大会会場は独特な雰囲気が流れています。笑えるので一度
行ってみてはどうでしょうか。 まずはそこからです。
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